シンガポール航空ビジネスクラス搭乗記|モルディブ行きの追加料金はいくら?

モルディブ旅行

2026年3月、3回目のモルディブ旅行で、夫と初めてシンガポール航空のビジネスクラスを利用しました。
区間は成田→シンガポール→マレ。
旅行代理店で申し込んだエコノミークラスのツアーを、往路だけ変更しています。

これまでのモルディブ旅行2回は、往復ともエコノミークラス。
今回いちばん違いを感じたのは、移動の途中で横になれることと、乗り継ぎ中にシャワーを浴びて休めることでした。
身長190cmの夫も、座席で窮屈さを感じずに過ごせたそうです。

この記事では、実際に支払った追加料金、フルフラットの座席、機内食、成田・チャンギのラウンジを紹介します。
初めてのビジネスクラスや、モルディブへの新婚旅行でアップグレードを迷っている方の参考になればうれしいです!
※搭乗体験は2026年3月のものです。機内食や設備、サービスは搭乗便・時期によって異なります。

料金はいくら?

追加料金は、成田からマレまでの往路2区間を合わせて1人+14万円でした。

項目今回の予約・搭乗内容
搭乗時期2026年3月
航空会社シンガポール航空
便名SQ637
往路成田→シンガポール
シンガポール→マレの2区間
復路2区間ともエコノミークラス
予約方法旅行代理店経由でツアーの座席クラスを変更
申し込み時期2025年9月頃(搭乗の約半年前)
アップグレードの追加料金1人+14万円、夫婦で+28万円

マイルを使った特典航空券や、空港で当日申し込むアップグレードではなく、旅行代理店を通じた変更でした。

担当者からは「早めに申し込んだことで金額を抑えられた」と説明を受けました。
迷われている方は、早めに担当者に相談することをお勧めします。

ただし、この14万円は今回の旅行条件で提示された金額です。
同じ路線ならいつでも同額で変更できる、というものではありません。
過去に、往路だけで+30万のアップグレード追加料金を提示されたこともあります。

申し込んだときは、夫婦そろって「高いな〜」と感じました。
それでも、人生初めてのビジネスクラスを体験してみたくて、往路だけ奮発することにしました!

座席レビュー|成田→シンガポールも、マレ行きもフルフラット

座席でいちばんよかったのは、フルフラットで横になれたことです。
背もたれを少し倒して休むのと、体を伸ばして寝転べるのとでは、くつろぎ方が大きく違いました!

身長190cmの夫も快適だった座席

成田発の便は、窓側に1席ずつ、中央に2席が並ぶ「1-2-1」の配列でした。
全ての座席から、隣の人の前を通らずに通路へ出られるので、トイレに立つときも気を使わずに済みます。

座席は体を包むような形で、収納スペースや小さな鏡が付いていました。
テーブルは食事を並べても余裕があり、半分に折りたためるのもとても便利!
大きな画面は角度を調節でき、横になった姿勢でも見やすかったです。

夫は身長190cmで肩幅も広めですが、「十分快適だった」と話していました。
私も、足を伸ばして休めるありがたさを実感しました。

SQ637の機種は?

公式サイトでは、ボーイング787-10とエアバスA350-900の中距離仕様に「リージョナルビジネスクラス」が案内されています。ベッドの長さは約193cmです。

今回利用した成田発の便はSQ637。
ビジネスクラスは全36席。ほぼ満席でした。

カップルで席を選ぶなら、中央2席の距離もチェックしましょう。
列によって座席とサイドテーブルの位置が異なり、中央の仕切りを調節できる組み合わせです。
予約時の座席表で、2人の席の間にテーブルがあるかを見ておくと選びやすいです。

シンガポール→マレ

座席をフルフラットにしてゆっくり過ごしました。
成田からのフライトを終えて、広いシンガポール航空で楽しんだあと、機内で横になれるのは、思っていた以上にありがたかったです。

機内食レビュー

機内食で私がいちばん好きだったのは、成田発で選んだ和食「花恋暦」でした!
夫は別の料理を選んだので、お互いそれぞれ違うメニューを楽しめました。

食事の始まりには、客室乗務員の方がテーブルに白いクロスを敷き、ナイフとフォークを並べてくれました。飛行機の中なのに、目の前がきちんとした食事の席に整っていく。
その様子に、高級料理店に来たような気分になりました。
料理が運ばれてくる前から、わくわくする時間です!

成田→シンガポール

前菜:チキンサテ

シンガポール航空を代表するメニューのひとつ、チキンサテ。
鶏肉の串焼きで、大きめのサテが3本。たっぷりのピーナッツソースがかかっていました。

ソースは甘めで、砕いたピーナッツがたっぷり入っているので、つぶつぶした食感も楽しめます。
サテの焼き加減もよく、鶏肉とソースの組み合わせがおいしかったです。

チキンサテはメインに何を選んでも提供されます。
和食の花恋暦を頼んだ私にも、牛肉料理を頼んだ夫にも出てきたので、和食を選びながらシンガポールらしい一皿も楽しめました!

私のメイン:花恋暦(Hanakoireki)

私が選んだのは「花恋暦(はなこいれき/Hanakoireki)」。
村田吉弘さんが手がけるビジネスクラスの和食メニューとして有名な人気メニューです。

先付けに続き、小さな器に盛られた料理が並ぶプレートが出てきました。
ひとつひとつ丁寧に盛り付けられていて、見た目にも楽しい食事です。

味付けは繊細で、少しずつ違う味を楽しめました。
「機内でこんな立派な和食が食べられるんだ」と驚いた一品です。

夫のメイン:牛フィレ肉のグリル 赤ワインソース

夫のメインは、赤ワインソースの牛肉料理。ポテトグラタンと野菜が添えられていました。

夫によると、お肉は少しパサつきを感じたものの、ソースと合わせるとおいしく食べられたそうです。付け合わせの野菜とグラタン、一緒に出てきたガーリックブレッドも好評でした。

食後にシェアしたチーズの盛り合わせ

食後には、夫とチーズの盛り合わせをシェアしました。
3種類のチーズに、ナッツ、ドライアプリコット、クラッカーが添えられたプレートです。

味や食感の違うチーズを少しずつ楽しめて、食後にちょうどよいボリュームでした。

シンガポール→マレ

前菜:海老のマリネサラダ

マレ行きの前菜は、Marinated Prawn Salad(海老のマリネサラダ)。

海老に新じゃがいも、赤玉ねぎのピクルス、ゆで卵、ブラックオリーブを合わせ、ディジョンマスタードとハーブのドレッシングを添えたサラダです。
メインだけでなく、前菜にも海老を使った一皿が用意されていました!

私のメイン:ロブスターテルミドール(Lobster Thermidor)

乗り継ぎ後に私が選んだのは、ロブスターテルミドール(Lobster Thermidor)です。
こちらもよく紹介されている、シンガポール航空の機内食の中で人気な料理です!

ロブスターをクリームソースで調理し、殻に戻してチーズをのせて焼き上げる料理。
アスパラガスとトマトが添えられていて、温かい状態で提供されました。

飛行機の中で、こうした豪華な料理を楽しめるのはうれしかったです。
ただ、私の好みでは、成田発で食べた花恋暦のほうが旨みが繊細に感じられました。

夫のメイン:牛ほほ肉の赤ワイン煮込み

夫が選んだのは、牛ほほ肉の赤ワイン煮込み(Slow-Braised Beef Cheek in Red Wine Jus)。
ほぐれるような肉の料理として記憶に残っていたのが、この一皿でした。

牛ほほ肉を赤ワインソースで煮込み、セロリアック(根セロリ)のピューレや野菜、ポテトを添えた料理。
夫は「成田発で食べた牛肉料理より、こちらのほうがおいしかった」と話していました。

マレ行きの機内メニューには、ナシレマや海老料理も

マレ行きでは、ほかにもこんな料理がメニューに載っていました。一部を紹介しますね。
※英語表記を読みやすく日本語訳しています。

メニュー名どんな料理?
海老のタジン、サフラン風味のクスクス添え(Tagine of Prawns on Saffron Couscous)アプリコットやピスタチオを合わせ、唐辛子の調味料ハリッサとトマトのソースを添えた海老料理
シンガポール・ナシレマ(Singapore Nasi Lemak)ココナッツライスに、フライドチキン、スパイシーな海老、小魚、ピーナッツ、魚の練り物、卵料理を合わせた一皿
鶏肉とカシューナッツの宮保炒め(Stir-Fried Gong Bao Chicken and Cashew Nuts)中華野菜とチャーハンを添えた鶏肉料理
牛肉のガーリック・ジンジャー炒め(Stir Fried Garlic Ginger Beef)にんにくと生姜を使った牛肉料理。季節のアジア野菜とご飯付き

アジア料理から洋食、さらにはシンガポールらしい料理や中華料理まで選択肢があるのも、メニューを見る楽しさです。

シャンパンやカクテルが飲み放題!

搭乗時にいただいたシャンパンは、夫婦ともに気に入りました。
カクテルや、お酒を使わないモクテルも試しましたが、どれもおいしかったです!

飲み物と一緒に、チップスやドライフルーツ、チョコレートバーなどを持ってきてもらえることもありました。

お酒が飲めなくても、ソフトドリンクやTWGの紅茶など豊富なドリンクメニューが用意されています。
どなたでも楽しめる工夫がされていました。

ブック・ザ・クックとは?通常の機内食との違い

ブック・ザ・クック(Book the Cook)は、通常の機内メニューとは別の事前予約用メニューから、メイン料理を選べるサービスです。
機内でいただくメインを出発前に選びます。

サービス概要
選べる料理出発地ごとの事前予約用メニュー。シンガポール発にはロブスターテルミドールなどが記載。
予約期間出発6週間前から24時間前まで
対象対象便のビジネスクラスなど。出発地・便・食事サービスによって利用可否が異なる
予約方法公式サイトの「予約の管理」で搭乗便の選択肢を確認

予約できるのはメイン料理で、前菜やデザートまで自由に組み合わせるサービスではありません。
また、まれに予約した料理が直前に提供できなくなる場合もあるようです。

もうひとつ知っておきたいのは、通常の機内メニューからメインを事前予約する方法もあること。
公式では、通常メニューとブック・ザ・クックの両方から、出発24時間前までのメイン料理の予約を案内しています。

食べたい料理がある方は、公式サイトや予約画面を確認してみてくださいね。
モルディブ行きでは、成田発と乗り継ぎ後のシンガポール発をそれぞれ確認すると、2回の食事を選ぶ楽しみも増えますよ。

ブック・ザ・クックには、ほかにどんな料理がある?

公式サイトのメニューを見ると、ステーキやロブスター以外にも、麺料理やご飯ものなど幅広い選択肢があります。出発地によって内容が異なるので、代表的なものを紹介します。

  • 成田発:シンガポール風チキンビリヤニ、シンガポール風チキンライスのほか、海老天ぷらうどん、豚骨ラーメン、和牛グルメバーガーも。西洋料理にはラムチョップ香草焼き ローズマリーソース、地中海風シーフードパスタなどが掲載されています。
  • シンガポール発:シンガポール ラクサやシンガポール風チキンのサテなどの現地料理に加え、韓国風牛カルビの煮込み「カルビチム」、魚の照り焼き、和牛焼肉も。西洋料理にはアンガスビーフバーガーやバターナッツかぼちゃのカネロニなどもあります。

「行きは和食、乗り継ぎ後はシンガポール料理」のように、区間ごとに違う味を選ぶのも楽しそうです。
※記事更新時に確認した公式サイトの掲載内容です。実際に選べる料理は搭乗便の予約画面で確認してください。

空港のラウンジ比較

ラウンジで特によかったのは、チャンギ空港のシルバークリスラウンジでした!
私にとっては、食事だけでなくシャワーでさっぱりできたことが、長い移動の助けになりました。

空港・利用ラウンジ今回の感想
成田:ANAラウンジ、ユナイテッドクラブ搭乗前の軽食には便利。料理は全体的に普通という印象
チャンギ:シルバークリスラウンジ食事とシャワーの満足度がとても高く、乗り継ぎ中にくつろげた

成田:ANAラウンジとユナイテッドクラブで朝食

成田では、ANAラウンジとユナイテッドクラブを利用しました。
サンドイッチやパン、サラダ、カレーなどを食べましたが、全体的には「搭乗前に何かつまむのにちょうどいい」という感想です。

カレーは夫婦で好みが分かれました。
夫はユナイテッドクラブの味付けが好みだったものの、お肉は硬く感じたそうです。
私は、ANAラウンジのトマトの風味が強めで、少し辛口な味付けのほうが好きでした。

朝9時頃に利用した際、一方のラウンジでは使えるエリアが限られていて、料理の補充を待つ場面もありました。ただ、とても空いていて窓際の席も選び放題、静かに過ごせた点は快適でした!

しかし、出発前のラウンジに豪華な食事を期待していた分、少し物足りなく感じました。

チャンギ:シルバークリスラウンジのシャワーでひと息

乗り継ぎで利用したシルバークリスラウンジは、広々としていて高級感がありました。

チャンギでは、シンガポール航空のビジネスクラスで出発する乗客は、上級会員でなくてもビジネスクラス用ラウンジを利用できます。

私が使ったシャワールームは、シャワー、トイレ、洗面台がまとまった個室でした。
清潔なタオルとバスマットが用意され、ドライヤーはダイソン製。
ハンドクリームやフェイスミストも置いてありました。

長いフライトのあとに汗を流せるだけで、気分がずいぶん変わります。
シャワールームを30分ほど利用したところでノックがありましたが、利用時間のルールまでは確認していません。

点心とラクサ、横になれる休憩スペースも

食事では点心が印象的でした。皮はもちもち、中身はプリプリ!
ラクサは私が食べたものは辛さが控えめで、食べやすかったです。

ライブキッチンでは、ラクサや唐揚げをのせたうどんをその場で用意してくれました。
薬味も充実していて、紅茶はTWGの種類が豊富!
機内食とは違った楽しみがありました。

ほぼ横になれるチェアが並ぶ休憩スペースもあり、食事をしたあとにゆっくり過ごせました。

アメニティとサービス|ル ラボのキットと大きな毛布がうれしい

座席以外では、寝具の使い心地と客室乗務員の細やかな対応が印象に残りました。
必要なものをお願いしやすく、初めてでもくつろげました。

LE LABOのアメニティキット

成田発で受け取ったのは、LE LABO(ル ラボ)のアメニティキットです。
ハンドポマード、フェイスミスト、リップバームの3点。

6時間を超える便のビジネスクラスで、リクエストに応じて提供されます。
そのため、シンガポール→マレ便では、2つ目のキットの配布はありませんでした。

機内のトイレにも、フェイスミストやハンドクリーム

これまでのエコノミークラス利用時との違いは、機内のトイレでも感じました。
洗面台のそばにはスキンケア用品などが並び、身だしなみを整えるためのアメニティが充実していました。

写真に写っているのは、PAYOTのフェイスミスト、ハンドクリーム、オードトワレ。
個包装のカミソリや、Doveのチューブも置かれていました。
座席で受け取ったル ラボのキットとは別に、トイレにもこうした備えがあるため、乾燥対策がバッチリできたのがありがたかったです!

使う人が少ない分、トイレはこれまでより清潔に感じました。
座席や食事だけでなく、こうした場所でもビジネスクラスの快適さを感じられました。

クリスワールドと無料の機内Wi-Fi

映画や音楽を楽しめる機内エンターテインメント、クリスワールド(KrisWorld)。
今回の座席タイプには18インチの画面が備わり、ビジネスクラス向けの追加コンテンツもありました!

機内でスマートフォンを使いたい方には、ビジネスクラスの乗客向けに無制限の無料Wi-Fiもあります。
なお、エコノミークラスでも、無料の会員制度「クリスフライヤー」の会員番号を予約に登録すれば無料Wi-Fiの対象です。接続状況は飛行エリアなどによって変わります。

大判の毛布と枕、スリッパ

毛布は分厚く大きく、これまでエコノミークラスで使ったものとの違いを感じました。
枕もふかふかで、横になったときに、まるでベッドにいるかのように気持ちよかったです。

スリッパや小さなペットボトルの水も用意されていました。
飲み物を手元に置いておけるのは、誰にも邪魔されずに休みたいときに便利でした。

名前を呼んで接してくれる客室乗務員

最初に挨拶に来てくれた客室乗務員の方が、その後も名字を呼んで接してくれました。
日本人の客室乗務員の方も挨拶に来てくださり、日本語が話せる方を担当にしてくださったのかなと思います。気配りが徹底しているなと感心しました。
列ごとに担当がいるような形で、お願いにも気持ちよく対応してもらえました。

エコノミーと比べて、追加14万円の価値はあった?

私には価値がありました。
特に満足したのは、食事の豪華さと、フライト中も乗り継ぎ中も休みやすかったことです。

以前のエコノミークラスでは、お菓子やアイマスク、耳栓、化粧水、マイボトルなど、自分が快適に過ごすためのものを準備していました。今回も持ち物は用意しましたが、寝具や飲み物、軽食がそろっていることで、出番が少なかったものもあります。

ただ、夫婦で28万円という追加費用は大きいです。
毎回迷わず選べる金額ではありませんし、ホテルや現地での体験に予算を使いたいなら、エコノミークラスを選ぶ考え方にも納得できます。

そのうえで、長い移動でも横になって休みたい方や、新婚旅行で移動時間も楽しみたい方には、往路だけビジネスクラスにする選択も検討する価値があると思いました。
見積もりを取るなら、追加料金とあわせて、乗り継ぎ後のマレ行きも変更に含まれるか確認しておくと比較しやすいですよ。

そして、今回の復路はエコノミークラスを利用しました。
帰りの深夜便での過ごし方については、こちらの記事にまとめました。

機内を快適に過ごすための工夫はこちらの記事で詳しく解説しています。
フライトを失敗しないためにも、ぜひ参考にしてくださいね!

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